2018年10月25日木曜日

10月 天台宗布引山釈尊寺(小諸)

2018/10 上旬 晴れ

有名どころでは、清水寺。
密かな名所、鳥取の三徳山三佛寺

そう、それは「懸造り」。
懸造り、たまりません。懸造り求めて三千里です。

そんな懸造り、小諸にあると聞いて、これは行かなければなりません。
まったくノーマークでした。

天台宗布引山釈尊寺。
「牛にひかれて善光寺」の舞台となったお寺だそうです。

駐車場に車を停め、登り始めます。
いきなり、結構な山道。
川も流れて高い樹木も繁り、プチプチ渓谷トレッキングの様相です。
下界は気温27度くらいありますが、マイナスイオンたっぷりひんやり気持ち良い参道です。
しかし坂はきつい。きつい。

とはいっても、15分ほどで登りきり、そこにお堂があります。
御朱印などはこちらでいただけるようです。
そこから臨む懸造り!
どうやってどうやって作ったのでしょう???

さらに向かわせていただきます。
途中こんなところも通ります。

鎌倉時代の建造で、重要文化財になっております。
入口の龍、鳳凰、虎の彫刻も見事です(亀は見つかりませんでした。)
欄干の手前は、床に厚さ数センチの板が並べられただけで、すかすかの隙間からは谷が見えます。
5秒以上立っていたくないです。

空気感が違いました。
有り難い気持ちで満たされます。

参拝者がそれほど多くないのが不思議。
素晴らしいお寺でした。

お堂近くで3匹の猫さんに会いました。

またお参りさせていただきたいです。


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2018年10月17日水曜日

10月 紅葉の白駒池

2018/10/5 くもり 

雨の予報だった平日の朝、起きてみたらうっすらな曇り。
布団から飛び起きて念願の白駒池の紅葉へ。
例年この季節は、都心かと思うほどの渋滞で、引き返すのもままなりません。
昨年は見事玉砕。

お、9時過ぎに着いても意外にすいすい。
麦草ヒュッテ手前の無料駐車場にぽこっと駐車できました。
雨の天気予報さまさまです。 

スギゴケは結構元気に美しく繁栄しています。
白駒の奥庭は、もう咲く花もありません。

白駒池到着。人もまばらで静かな湖畔です。
青苔荘前の紅葉は、間近に見えるドウダンツツジの赤がきれいです。
向かいの山腹の黄色もきれい。 

てくてく歩いて白駒荘側へ向かいます。 そのちょっと手前。
あぁ、これが紅葉の名所たる所以の絶景。
ドウダンツツジとナナカマドの赤。
シラカバの黄色。
そして緑。
アップで見るとこんな色分け。

くぅ、もう少し晴れていればぁ、
この日はたっぷりの雲が空一面広がって、なかなか葉っぱに光が当たりません。
惜しいっ。
それでもこの美しさ。

白駒荘を過ぎて、休憩所から見ると、湖に映る紅葉も楽しめます。


改めて、曇りの日の写真で見てもこりゃすごい。
たっぷり紅葉堪能しました。


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2018年10月13日土曜日

9月 蓼科の秋

2018/9/22あたり 晴れ

今日び、9月は都会では夏ですが、蓼科はどっぷり秋です。
蓼科山をバックに、美しいススキの穂が風に吹かれています。
あまりにススキが美しいので、久しぶりに十五夜に窓辺に飾りました。
夜はどん曇りだったけど(T_T)

見かける花もぐっとぐっと少なくなりましたが、枯草の隙間に咲いて存在感ありました。
リンドウの紫、ニッポンの秋、感じます。
オヤマリンドウ

大所帯と出会いました。コジカもたくさん元気に育ってるみたいです。
まだブチがありますが、夏とは少し色がかわってきたかな。

この間木々が芽吹いてきたと思ったのに、もう秋です。
めぐる季節を全身で感じる蓼科です。



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2018年10月12日金曜日

9月 秋のことり

2018/9/22あたり 晴れ

蓼科はことりの鳴き声もなかなか聞こえなくなりました。
そんな中でも元気なのはケラの鳴き声。
飛ぶ時なんで声出ちゃうんでしょうね。
林の中でもいつも微かにドラム音が響きます。

おなじみアオゲラ

夏には見かけない、ジョウビタキの群が毎朝毎夕やってきます。
仲良くみんなで飛んできては何かつまんでいます。
お腹のオレンジが濃いのがオス。薄いのがメス。
こちらは濃いのでオス。シュッとした鳥ですね。

ジョウビタキのメス、はぐれて飛んできたと思ったら、

ぎょっ、マムシ草(テンナンショウ)の実をつまんでます。

おいしそうに食べてます。
林で見かけるあの実、食べる動物がいるんですね。
失礼ながら結構驚きです。
オスたちもちょいちょいつまんで食べていました。
ことりたちにもそれぞれ好みはあるみたいです。

今年はテンナンショウの実が例年以上に多い気がします。
キノコも豊作だし、今年はいろいろ当たり年だったんですね。
来るたびに発見がある蓼科よいとこでした。


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2018年8月30日木曜日

8月 夏の終わりの草花

2018\8 下旬

標高1800m付近の野山。
「夏の終わり」をぴしぴし感じます。
赤くなったトンボが野山をとびかい、
うっすら淋しい風が吹きます。

とはいってもこの季節、お花はまだまだにぎやかです。

お馴染みの野草、グラデーションでいってみます。

ハナイカリ(花錨)リンドウ科
錨そのものですね。


ウメバチソウ(梅鉢草)
かわいらしい、梅の形です。そして眩しい白。

コバノコゴメグサ(小葉の小米草)
小米ね、確かに小米の大きさかな。


アキノキリンソウ(秋の黄輪草)


マツムシソウ(松虫草)

ノハラアザミ
真夏に咲くアザミとはちょっと違う。

もちろん、ヤマハハコはたんまり、そして濃淡多様にトリカブトが満開です。

少し降りた沢沿いには、

キツリフネ(黄釣舟)
植物の名前って、どれも漢字で書くと風情があっていいですね。

オタカラコウ(雄宝香)
は、ちょっと終わりかけかな。

おもしろい形の、ナンバンハコベ(南蛮繁縷)も見かけました。
南蛮とはいっても、外来種ではありません。異国風?

気の葉っぱもハラハラ落ちてきます。
夏の終わり、から、そろそろ秋の始まりな蓼科です。



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2018年8月29日水曜日

7月 御射鹿池

2018\7 中旬

久しぶりの御射鹿池。

観光バスも停められる駐車場もでき、立派な観光地になりました。
残念なのは道路に柵ができ、池のほとりまで近づけなくなってしまったこと。
景観を守るには仕方ないですね。

本日風もなく、おぉ、絵のまんま。

今年の夏は茅野市美術館で信濃美術の特別展が開かれており、長野県信濃美術館から東山魁夷の「緑 響く」がきておりました。
ポスターなどではよく見ますが、実物見るとまたいぃですねぇ。
碧、翠、緑、青の色味がたまりません。
しかし上下対称で1本1本木を描いていったと思うと、気が遠くなります。。。

池も絵も、また鑑賞したいです。
絵の池が拝めるのは、この時期限定ですね。

長野県信濃美術館東山魁夷のwebsite→


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2018年8月26日日曜日

8月 国立天文台野辺山宇宙電波観測所特別公開日

2018/8/25 晴れ

本日、国立天文台野辺山宇宙電波観測所 特別公開日!
普段見れないところも見れたり、研究員の方のお話が聴けます。
入口でスタンプラリーの用紙をもらいます。
いつもと違って、かなりにぎわっています。

まずは、45m電波望遠鏡。
入り口を向いて出迎えてくれています。

今日は特別な日!
アンテナに触れるのです。つるつるなところと、ちょっとざらざらしてるとこもあります。
アンテナの近くはすごい風が吹いてます。涼しいぃ。どういう力学で風が強いんだろう?
アンテナの下。

青空を向くアンテナ。

「うちわでテレビを受信しよう」コーナーで、うちわアンテナを作ります。
受信機と繋がった器械にうちわをセット。
おぉ、見事にテレビにはアジア大会の映像が流れました。
感度は44。
うちわでなかなか良い放物線が作れたみたいです。


45m望遠鏡で受信したデータを解析してるところ。
大量のディスプレイに、専門的なプログラムの画像が並んでいます。

本館前では、国立天文台グッズや、南牧村の野菜、アイスクリーム、軽食も売ってます。
何しろ暑いです、標高1300m地点でさえ33度。真っ白なアンテナが太陽光を素晴らしく反射しまくってくれてます。
木陰でしばし昼食。

午後は、チリのアルマ望遠鏡の研究員の方のミニ講演会を聴きました。
近傍の銀河の研究です。
近傍、っつっても、我らが天ノ川銀河から300万光年(-_-)
ざっくり300,000×60×60×24×365×3,000,000キロメートル隣り。
近傍?
宇宙の専門家は、確実に常人と脳ミソの組成が違うと思うぅ。
目では見えない遠くのことも、電波でいろいろなことがわかるんですね。
貴重なお話ありがとうございました。

各施設にあるスタンプも無事コンプリート。

出口で記念品をいただきました。
ポストカードのセットです。

日経新聞にも載ってましたが、野辺山観測所、来年から閉鎖されてしまうそうです(涙)。
今後、東京から遠隔操作で観測は続けられるそうです。
これからは遠くから45m望遠鏡を拝むことになりそうです。

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2018年7月21日土曜日

7月 ことりことりことり

2018/7 三連休

葉がもさもさ元気なので、ことりの姿が見えない時期になりました。
そんな中でも、偶然のラッキーでことりに出会えることがあります。

いつもキビタキの鳴き声が響く崖のある小道。
近くの木の柵に止まっていたのは、キビタキのメスでした。
目がくりくりしててかわいい。

ドラム音が聞こえたら、辛抱強く探せば出会えます。
コゲラちゃん。

なにもそんな狭い枝に異種で身を寄せ合わなくてもぉ、と笑っていたら、

図鑑で調べたところ判明。なんとホオジロファミリーでした。
真ん中がお父さん。
幼鳥は柄が全然違うからわかりませんでした。
嘴が黄色い若造、と言いますが、本当なんですねぇ。

ちょっと移動して、ひとりさえずるお父さん。

ことりは雌雄も鳴き声も幼鳥も違いが多すぎて、まったくわからんです。
出かけるたびに新しい発見がある蓼科でした。


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2018年7月19日木曜日

7月 八千穂高原自然園

2018/7月 三連休

涼を求めて白駒池へ、小鳥と苔まみれぇ、と期待していたら、
駐車場、すげぇ渋滞。
紅葉の時期だけかと思っていたのですが、みんな考えることは同じですね。
なんてったって下界は35度。

せっかくなので、メルヘン街道をそのまま進み、普段は足をのばさない八千穂高原へ向かってみました。

八千穂高原自然園で、森林散歩です。
標高1500mちょっと。下界より断然涼しいです。
コースは3つあり、最長の緑のコースは行程80分とのこと。
緑のコースを進みます。
白樺の林に入ってすぐ、ことり発見。
写真では、葉っぱの影で柄や色がわかりにくいのですが、
図鑑やネットで散々調べたところ、エゾビタキではないかと。

しばらく歩くと、滝があります。
涼しぃ、爽やかぁ、オオルリの鳴き声も聞こえます。
川沿いを歩くと、ミソサザイの声も聞こえてきます。


もう少し早いと、クリンソウがたくさん咲いていたみたいです。
レンゲツツジの木もありました。
今は、ウツボグサが群生して咲いてます。
クガイソウも咲いてます。
紫づくしですね。
コースの最後の方に、遊亀湖があります。
水がきれい。
カモの家族が楽しそうに浮かんでいました。
少し登ると山の景色と下方に遊亀湖。
名もなき絶景です。

アップダウンもそれほどなく、川あり林あり滝あり湖あり、なかなか良い公営の自然園。
観光シーズン、隠れた穴場であり続けてください!

八千穂高原自然園website→

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