2014年4月29日火曜日

4月 雨乞岳

2014/4/27 晴れ(雲多め)


4月 雨乞岳(標高2037m) 


小淵沢ICから雨乞岳登山口へ。

車道脇はミツバツヅジがきれいです。完全舗装道で走りやすい。

ICから25分で登山口駐車場。 
池のほとりにある白州ヴィレッジのコテージはすごく雰囲気良さそう。その隣の駐車場へ停めます。

 
登山口からは、高さといい幅といい秀逸な階段が続きます。快適な登り始め。

途中、下山中の男性から「『水場からの斜面』、雪で道がわかり辛いですよ。」というアドバイスをいただき、不穏な雲行。 

階段がそろそろ終わりそうな頃、白骨化した鹿の角を発見。初めて見つけました。こんな風になるのですね。

1時間ほどで、完全な山道になります。ちょっと急になっていきます。

小1時間で例の『水場』。

目の前にたちはだかる雪の急斜面。・・・道がわからん。

前の人の足跡もなく、うろうろ20分ほど雪に足をつっこみまくって登ったり下ったり。

今日は撤退か、と思いながらも未練たらたらで。

そうこうするうちに下山中の監視員さんとラッキーに遭遇。

「私が一番で前には鹿しかいなかった。足跡つけておいたので、わかると思いますよ。ここを越えて尾根まで出れば大丈夫。まぁ、頂上前にまたこんなようなところがあります。」とのこと。

「頂上まで1時間位かな。下りで30分。」「がんばってください。」とのお言葉を励みに、監視員さんが降りてきた足跡をなんとか探し辿り、再開。

 
急登続くし、雪まだ結構あるし、なかなかなかなか着きません。

監視員さんの1時間を自分の1時間と考えてはいけません。

涙目になってきます。

「頂上までの最終尾根」との看板を見、そろそろ頂上か!と勇んで勢いこんだところで、

・・・またしても雪の急登。

監視員さんを信じて、必死で足跡を辿ります。

 
 
登山口から3時間30分。やっと頂上!標識がちょっと小さ目で悲しい。
 
評判では頂上の展望はいまひとつ、なんて聞いていましたが、眺望抜群です。

昨年登った日向山の美しい砂頂上も眼下(へへ、雨乞岳のがちょっと高い)に見え、奥には富士山、右手には美峰甲斐駒ヶ岳と大パノラマです。
 
 

 木越しに八ヶ岳

風が少しありましたが、それほど寒くなく、気持ち良い山頂です。
諦めないで良かった。

頂上から少し下ると角度が変わって、地蔵岳のオベリスクもきれいに見えます。
 
違った角度で富士山と日向山。
 
 

ケラ、ヒタキ、コガラ、他にもたくさんの鳥の鳴き声が聞こえにぎやかです。写真におさめる余裕なかったのが残念。

今回出会った人、総計6名(うち3名途中下山)=本日雨乞岳へ登った人、と思われます。

日向山の大混雑と比べてこのひっそり感を不思議に思うお隣雨乞岳でした。
 



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